後鼻漏になった子供の症状の治らない場合はどうしたらいい?
大人の後鼻漏で悩んでいる人も多いのですが、子供の後鼻漏で悩んでいる人も多いです。
大切なお子さんが後鼻漏で呼吸を苦しそうにしている姿を見ると、心配になりますよね?
後鼻漏になると酸素をすえる量が減るから、運動するときにすぐに疲れてしまう、集中力がないなどの問題が。
ですので、はやめに治してあげたほうがお子さんの成長にもいいのです。
ここでは後鼻漏で悩んでいるお子さんの治療について、一緒に考えていきます。
大人でもなかなか治らない後鼻漏を治療するには、どうすればいいのでしょうか?
子供の後鼻漏と大人の後鼻漏は治療法が同じ
基本的に子供の後鼻漏も大人の後鼻漏も、治療法は同じです。
薬物療法、吸入器、手術などがあります。
薬物療法はある女性の体験談を読んでみると、「うちの子はムコダインとクラリスを処方されました」と書かれていました。
ムコダインは去痰剤、クラリスは抗生物質です。
私も後鼻漏になったときにいろいろな病院へいきましたが、だいたい去痰剤と抗生物質でした。
ほかの人の体験談を読んでいても、だいたいこの組み合わせですね。
あとは鼻炎に効果が期待できる漢方や、胃腸の調子を整える漢方など。
鼻炎に効く漢方は後鼻漏の原因になっている慢性副鼻腔炎を治療するため、胃腸にいい漢方は消化器官のはたらきをよくすることで、
後鼻漏の症状が治ると東洋医学の世界では考えられているからです。
鼻水は老廃物なので老廃物を排出しやすい体質にすれば、鼻の奥の副鼻腔にたまっている鼻水も出し切れます。
老廃物を排出するはたらきを持っているのは消化器官。
消化器官のはたらきをよくすることで、後鼻漏は治るというのが東洋医学の考え方です。
漢方の中には5歳くらいから処方できるものもあるので、子供の後鼻漏の場合も漢方が処方されることはあります。
でも、西洋薬に比べて錠剤の臭いが強かったり、飲む量が多かったりしてなかなか続きません。
後鼻漏に直接効果が期待できる薬は今のところないし、薬物療法では大人も子供も後鼻漏を完治できない人がほとんどです。
吸入器も効果が30分くらいしか続かないし、手術となると1週間くらい入院が必要だからお子さんにはつらいと思います。
もっと別の方法で後鼻漏は治療したほうがいいでしょう。
漢方の考え方をベースに後鼻漏の治療法を考える
後鼻漏で悩んでいる人は、大人でも子供でもはっきりとした治療法が見つかっていません。
なのでみんな薬をずっと飲み続けていたり、通院して吸入器でケアしたりしています。
私も後鼻漏に30歳でなって8年間、薬を飲み続けたり通院して吸入器をやったりしていました。
自宅でできるようにと吸入器を購入もしたけど、結局よくなりませんでした。
だから、薬や吸入器には頼らない方法でケアしてほしいです。
漢方の考え方をベースに消化器官のはたらきをよくすることで、後鼻漏を治療するという方法がいいと私は思います。
お子さんの健康を考えた栄養バランスがとれている食事を毎日、作ることで後鼻漏の症状を少しづつよくしていくのです。
例えば、インスタント食品、スナック菓子、ジャンクフードなどお子さんが好きなものは食べる機会を1週間に3回までなど回数を決めてください。
毎日食べるのはよくありません。
そして、基本的に食事は和食にしましょう。
お子さんの中は和食が嫌いで食べないという子もいるかと思いますが、かわいいお皿に盛ったり、
ニンジンをクッキー型でくりぬいたりして見た目をポップにすれば、食べてくれる可能性が高くなります。
野菜の煮物や焼き魚、味噌汁などは日本人に必要な栄養がバランスよく含まれています。
とくに味噌、納豆、しょうゆなどの大豆食品はビタミンや食物セにが豊富だし、乳酸菌も多く含まれています。
乳酸菌をたくさんとって消化器官のはたらきをよくすれば、便秘体質が改善して、鼻水も出やすくなりますよ。
鼻を正しくかめる方法を教えてあげよう
鼻を正しくかめる方法を教えてあげれば、鼻をかむのが苦手なお子さんでも上手にかめるようになります。
大人でも正しい鼻のかみ方を知らない人もいるので、意外と大切なことです。
正しい鼻のかみ方は、大きく息を吸って吸った息をすべて鼻から出すようにかみましょう。
鼻に力を入れて鼻水を無理やり出すのではなく、息を出す勢いで鼻水を押し出すのです。
この方法だと、鼻のかみすぎて鼻が痛くなることがありません。
鼻をよく噛む人は鼻の下が赤くかぶれてしまうことがありますが、この心配もないです。
鼻を正しくかめないと、変なところに力が入って中耳炎になることもあります。
ですので、お子さんと一緒に正しく鼻をかめるようにしておきましょう。
鼻をかむ習慣以外にも後鼻漏になりやすい原因
鼻をかむのが下手だったり、習慣がない以外にも後鼻漏になりやすい原因があります。
後鼻漏になりやすい人は、鼻の軟骨が曲がっている人が多いです。
鼻の骨は外側も鼻の穴を左右に分けている部分も軟骨です。
ですので姿勢の悪さや生活習慣、ケガや自己などですぐに曲がってしまいます。
でも逆を言えば、かんたんに治せるということです。
鼻の穴の軟骨が曲がっていることを鼻中隔湾曲症といいます。これは耳鼻科へ行くと、「手術をしないと治らない」
といわれてしまうのですが、そんなことはありません。
軟骨なのでマッサージを毎日していれば、ある程度まっすぐになります。
完全にきれいにまっすぐにはならないのですが、これは手術をしてもそうなのです。
後鼻漏にならないくらいに鼻の穴の大きさがバランスよくなりますよ。
鼻の軟骨をまっすぐにする方法は、とてもかんたんです。
鼻を親指と人差し指でつまんで、鼻の穴が詰まりやすい方からつまりにくい方へ押すだけ。
痛みを感じるくらいに強く押したり、軟骨がゴリゴリいうくらいに強く押したりすると鼻の中を怪我する可能性があります。
ですので、痛くない程度にゆっくりやさしくグーっと10秒間押してください。
毎日暇なときにやっていれば、少しづつ鼻の穴のバランスはよくなりますよ。
鼻の付け根から鼻先に向かって10秒づつ、おしてください。
私も左右の鼻の穴のバランスが少し悪いので、鼻の穴に指を突っ込んで軟骨を押したことがあります。
そしたら、とても痛かったので鼻の穴に指を入れて押さないほうがいいでしょう。
軟骨を直接押すと、力を入れすぎてしまいます。
鼻の穴のバランスを良くしても治らない場合
お子さんの後鼻漏は、鼻の穴のバランスをよくする以外にも方法があります。
それは、なた豆茶です。
なた豆茶は排膿作用と抗炎症作用があるので、後鼻漏の鼻水を排出しやすくなって、鼻やのどにできている
炎症も治りやすくなります。
なた豆茶は国産で無添加のものを選べば、ノンカフェインですから赤ちゃんでも飲めます。
ミネラルが豊富だから、便秘を解消する効果も期待できるから、お子さんのストレスも解消しますよ。
後鼻漏のお子さんは肌が弱い人が多い
後鼻漏のお子さんは肌が弱い人が多いです。
呼吸器の働きがよくないと、酸素が体のすみずみまでいきわたらないからです。
皮膚は体の末端にあるので、酸素の量が少ないと影響を受けます。
体に栄養がしっかりいきわたっていないと、真っ先に栄養失調になるところなのです。
だから、後鼻漏のお子さんはアトピー性皮膚炎だったり、ちょっとひっかいただけですぐにミミズ腫れになります。
私も後鼻漏で悩んでいるときは肌が弱くて、敏感肌になって自分の髪の毛でかゆくなっていました。
私は年のせいだと思っていたのですが、後鼻漏が完治したら敏感肌が治りましたよ。
ですので、軟骨のマッサージとなた豆茶で後鼻漏が治れば、肌やおなかの調子もよくなるかもしれません。
お子さんの健康水準が上がると思うから、試してみてください。